arrows × 東京カメラ部

「あなたが夢中な世界」 by arrows ~Photo Session with 四月

arrows NX9 F-52A

四月

プロフィール

東京カメラ部コンテスト入賞者

四月

息子の写真を撮っています
撮って出しから合成写真まで雑多に投稿
インスタメインで活動中
THIRDWAVE、T&D HD(2018、2019)、J-WAVE、ネスレ日本、JR東海、東京カメラ部フォトコンテストなど

PHOTO SESSION #02 with 四月

東京カメラ部コンテスト入賞者の四月さんは、子供と遊びながら撮影した写真をInstagramへ発表。アニメや映画の世界感を、合成も採り入れたユニークかつ大胆な手法で表現し、人気を集めている。「arrows NX9 F-52A」は、カメラのシャッターを押すだけで優れた補正を自動で行ってくれる「Photoshop Expressモード」を使うことが可能なうえ、自動的に被写体を分析し、適切な写真フィルターやエフェクトを判断してくれるアプリ「Adobe Photoshop Camera」もデフォルトで利用することができる。また、超広角、広角、深度の3種のカメラを組み合わせた「トリプルカメラ」を搭載しており、うちメイン広角カメラは約4850万画素の高画素と、充実した撮影をスマートフォン1台で実現している。

写真

──スマートフォンで撮影することはありますか?

もともと、写真を撮りはじめたきっかけがスマートフォンのカメラでした。いまでも何気ない日常を残す場合はスマートフォンで撮影しています。また、デジタルカメラで撮影した作品も、スマートフォンにデータを転送し、アプリ版の「Adobe Photoshop Lightroom」でレタッチをしており、スマートフォンでの撮影や作業にはアレルギーはないですね。Adobe Photoshopでの作業だけはPCで行いますが、スマートフォンのモニターでの見え方を基準として作業しています。arrows NX9 F-52Aのモニターはとにかく鮮やかで美しいところも驚きました。

──それでは作品を見ながらの話に移ります。これは超広角レンズを使用したのでしょうか。

オリジナル(超広角カメラ使用) Adobe Photoshop Expressアプリでレタッチ後

そうです。超広角カメラで撮影できるというのはとても楽しみにしていました。というのも、私はふだん子供を連れてお出かけ先で撮影していますが、フルサイズの一眼レフにレンズを持ち、リュックを背負い、子供の手を繋いで、徒歩か公共交通機関で移動しており、本当は超広角レンズが欲しいのに、荷物の量的に断念せざるを得ず、ずっと超広角を夢見ていたんです。なので、超広角での撮影が楽しくて楽しくて。超広角で撮りすぎてしまい、作品のバリエーションが少なくて後で慌てました(笑)。超広角で空を切り取るのが楽しかったです。見たことのない、体験したことのない、日常では見ることができない絵。デジタルカメラ用に24mmの短焦点レンズを持っていますが、それと比べてもとても広い画が撮れました。

──2枚目はレタッチ後です。どのような機能を使って仕上げたのでしょう。

Adobe Photoshop Expressアプリの「効果」にある「春」というフィルターをかけ、華やかでポップなイメージにして、そこからトリミングなど細かい調整をしています。春フィルターによって菜の花の黄色がより鮮やかになり、シャドウが持ち上がってハイキーになりました。そこからの微調整として、足元をトリミングで切り、シャドウを少し持ち上げています。自動補正だけでもいいくらいですが、ふだんLightroomを使っているので、「いじりたい欲」があり(笑)。

──2枚目にいきます。

写真
オリジナル(メイン広角カメラ使用)

これはメイン広角カメラを使い、引きでお花畑と青空を入れて撮りました。菜の花畑にポツンと浮かぶ風船と、花に埋もれてちょこんと見えている息子がポイントです。オリジナルでも十分ですよね。高画素だけあり、細かく緻密に写っていると思います。

写真
Adobe Photoshop Expressで自動補正

オリジナルがしっかりと撮れているので、自動補正はそこに微調整が入ったような仕上がりとなりました。

写真
Adobe Photoshop Expressアプリでレタッチ後

最終形です。春フィルターを適用したことに加えて、遠くに写り込んだ人は「シミ除去ツール」で菜の花に変わってもらいました(笑)。指先が不器用なので上手に消せなかったのですが、言われないと分からないくらいですね。

写真

インカメラ+セルフタイマーを使い、息子が自撮りをした1枚です。空と菜の花と息子と風船が、画面いっぱいぎゅうぎゅうに詰まった、子供らしい画作りの写真だと思います。息子は撮りたがりの性格。arrows NX9 F-52Aは操作が直感的なことに加えて、スリムで軽量なため、小さい子でも扱いやすいようでした。わたし自身、第一印象はとてもスリムで、でも手にピタッとフィットすると感じましたね。arrows NX9 F-52Aに標準搭載されているレタッチアプリで自動補正やトリミングをしています。

オリジナル(連射モード) Adobe Photoshop Expressアプリでレタッチ後

連写モードを使えば、動きの読みにくい子供がジャンプするような瞬間も簡単に撮ることができます。2枚目は春フィルターを適用しつつ、レタッチをしています。逆光だったため息子の顔はかなり暗く、黒潰れしてしまっているかなと心配しましたが、持ち上げたらしっかりとディテールが出てきました。また、太陽の周辺の白飛びもレタッチ後は柔らかくなり気に入っています。

オリジナル(ポートレートモード) Adobe Photoshop Expressアプリでレタッチ後

俯瞰で撮りましたが、息子の足元の土やくたびれた葉っぱなどが汚く見えたので、ポートレートモードを使用し、ぼかしてみました。ボケ量は調整できますが、これはMAX。ボケ味も美しく、このクオリティーの描写であればぜひ使いたいと感じました。わたしが使ってきたスマートフォンのポートレートモードは、まるで切り抜きをしたかのようで気になっていましたので。同じく春フィルターを適用していますが、少し弱めにかけています。スライダーでフィルター適用の割合を選べるのもいいですね。

──続いて「Adobe Photoshop Camera」へと移りたいと思います。

オリジナル Adobe Photoshop Cameraアプリ「ブルースカイレンズ」使用

空の表情がもう少し豊かなほうがおもしろくなるなと感じました。Adobe Photoshop Cameraアプリは、背景の切り抜きを自動でやってくれる素晴らしいカメラ。その切り抜き精度はとても高く、「ブルースカイレンズ」で雲を合成しても写真とうまく馴染みました。雲の形、位置、大きさなども微調整できるので、写真に合わせられます。普段はPCのAdobe Photoshopソフトで合成をしていますが、アプリでも同じことができないかとフォロワーさんによく聞かれるので、次に聞かれたら教えてあげようと思いました。普段から偽物の景色をよく作ります(笑)。だって、曇り空が青空に変わったら嬉しいじゃないですか。

写真
Adobe Photoshop Cameraアプリ「スパークルレンズ」使用

花火が弾けたような効果がかかる「スパークルレンズ」です。強度やぼかしの量などを微調整できます。このようなフィルターを適用すると、写真そのものの色味にもフィルターがかかるので、他にレタッチはしていないです。

オリジナル Adobe Photoshop Cameraアプリ「月の空」使用

これは「月の空」というフィルターです。適用するだけで夜にしてくれる面白い効果があります。色味も抑えてくれていて、ああ、本当に夜だなって。

写真
Adobe Photoshop Cameraアプリ「ニワトリと卵」使用

Adobe Photoshop Cameraアプリには後からレンズ(=フィルター)をダウンロードして追加することができます。探していたら、とても遊び心があるものを見つけたので使ってみました。絵本のようですよね。この2種はどちらも後から追加したものです。子供はこのようなユニークなものは大好きなので、喜んでいました。写真を撮る・撮られるという行為が、「楽しいもの」というイメージになることは、とても素晴らしいことだと思います。

実際に、息子が撮りたいとリクエストしてきた写真をご紹介します。

写真
撮影風景
オリジナル Adobe Photoshop Cameraアプリ「月の空」使用

平凡なおやつタイムが危機迫る一枚に早変わり。オリジナル画像をレタッチできるので、モノクロにしてみました。普段からアニメの世界観などを採り入れて作品を撮っていますが、このようなコラボレーションが増えることを期待しています。

オリジナル Adobe Photoshop Cameraアプリ「月の空」使用

彼が表現したのは「ご機嫌斜めな自分」とのこと(笑)。ご機嫌斜めな威嚇顔も、近未来的なおしゃれ写真に変身しました。先程のエヴァンゲリオンもそうですが、Adobe Photoshop Cameraアプリを起動してフィルターがかかった状態で撮影しています。

オリジナル Adobe Photoshop Cameraアプリ「月の空」使用

某テレビドラマのホトケになれそうな遊べるレンズ。 もちろんホトケポーズで撮りました。

──続いては日常的なシーンです。

オリジナル(ポートレートモード) Adobe Photoshop Expressで自動補正 Adobe Photoshop Cameraアプリでレタッチ後

カフェでのひとコマです。2枚目のAdobe Photoshop Expressの自動補正で十分かなと思ったのですが、トリミングと明るさを補正しました。カフェは撮影OKなところも最近は多いですが、大きなカメラを取り出すと周りに迷惑をかけてしまいますし、席を立っての撮影はできないので、 広角〜超広角が使えるのはとても便利です。 ポートレートモードで周りを美しくぼかすことができるので、写り込みにも配慮できます。このボケ味は大好きです。ボケを広角の写真で取り入れられるのはありがたいですね。

オリジナル Adobe Photoshop Expressアプリでレタッチ+BETA 光

遊具で遊ぶ子供は、生き生きとしてとても良い顔をしてくれます。しかし、綺麗に撮ろうとすると、動きが激しくてとても難しいですよね。このときは連写モードにし忘れたのですが、フォーカシングが速いので、ここまでキレイに撮れてしまいました。不規則な動きのぶら下がり系って顔にピントを合わせるのは難しいですが、普通にポンと押しただけで撮れました。2枚目はレタッチ後ですが、レタッチだけでなく「光」というエフェクトをかけて、写真の中にフレアを追加しています。

オリジナル Adobe Photoshop Expressアプリでレタッチ+BETA 雨粒

イルミネーションは、Adobe Photoshop Expressの自動補正で十分に華やかになります。そこに今回はエフェクトで雪を降らせてみました。イルミネーション撮影で心掛けているのは「安全」に撮ること。子供と距離を取らないですぐ近くで撮影する。それができた上でキレイに撮りたいので、広角カメラはとてもありがたいです。かなり暗い場所でしたが、被写体ブレも起こしておらず、高感度撮影にも強いのかなと感じました。イルミネーションは多重露光を使う方も多いですし、わたしはふだんから合成で雪を足すことが多いです。非現実的な世界になるじゃないですか、それが簡単にフィルターでできるのはうれしいですよね。ただ、息子の顔に雪がかかってしまっているので、できればこの雪を動かすことができればいいなと。

オリジナル Adobe Photoshop Expressアプリでレタッチ+BETA 雨粒

編集なしでも十分いけますよね。ただ、もう少しだけ華やかにしたいと思い、レタッチをして、エフェクトでボケを入れました。広角カメラでこれだけボケが表現できれば言うことないですよね。感動しました。

写真

──今回は春らしく菜の花畑などが中心でしたが、arrows NX9 F-52Aで撮りたいものなどはありますか?

花火を撮ってみたいです。arrows NX9 F-52AにはAIが搭載されていて、シーンを自動認識してくれます。お料理にカメラを向ければ料理だと認識して、色鮮やかで美味しそうな色にしてくれます。お花を撮っても効果はてきめんです。このAIシーン認識で花火を撮ってみたいですね。

──最後にarrows NX9 F-52Aを使ってみての総評をお願いします。

ずっと超広角レンズを買うか迷っていましたが、そこをスマートフォンで賄うという選択肢もあるということがわかりました。超広角レンズ用購入資金も貯めていたんですけどね(笑)。でも、代わりにスマホで撮れるのであれば、そんなにいいことはないですよね。ポケットに入るわけですから。あと、アルコール洗浄できる衛生面もいまはとてもありがたいですよね。本当にarrows NX9 F-52Aのほうが賢いかもしれません。わたしが欲しいと思ったくらいなので、荷物が多くて困っているお母さんたちに、ぜひオススメしてみたいと思います。

arrows NX9 F-52A 「あなたの夢中を、いつでもその手に。快適が加速する。」 製品情報サイトはこちら